蓬左文庫☘️の名前の由来や館内の見どころ・楽しみ方を‥‥マっ!、知る❓

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蓬左文庫の館内の様子や楽しみ方とは?

蓬左文庫に所蔵されている「驚愕の本の数」!!

1605年(慶長十年)、三男の秀忠に将軍職を禅譲した江戸幕府初代将軍・徳川家康公は、1616年(元和二年)4月17日、隠棲先の駿府城(駿河国府中/静岡市)にてこの世を去った。享年75歳。

遺骸は公の遺命により、すみやかに久能山(くのうざん/静岡市駿河区)へ埋葬され、以後は「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」という神号が付され、神として祀られた。(現・久能山東照宮)

それから一年後、再び公の遺命により、遺骸は日光東照宮(にっこうとうしょうぐう/栃木県日光市)へと改葬され、現在、日光東照宮奥宮にて永眠する。

なお、現在、玉体の眠る場所については本当に日光あるのか、それとも久能山にあるのか‥など、つまびらかされておらず、依然、論争の渦中にある。

駿府御分物(すんぷおわけもの)

公が生前所持していた数々の品々は、徳川御三家(水戸・尾張・紀伊)に分配される形で下賜された。

徳川家康公の遺品の種類と分配

公の逝去後、駿府城には莫大な金銀財宝や諸道具類が残されたが、それら遺品の数々は尾張家本「駿府御分物御道具帳(遺産分与目録)」にも記されるように次のようなものがあった。

金銀の道具類、刀剣・武具・甲冑、茶道具、香道具、能道具、衣服、調度品、薬、香木….etc

分与された者

☘️八男・義直(よしなお)(義直は初代尾張徳川家当主)

☘️十男の頼宣(よりのぶ)(頼宣は駿河徳川家、のちの初代紀伊徳川家当主)

☘️十一男の頼房(よりふさ)(頼房は初代水戸徳川家当主)

公が残した遺品の中には数多の古書物もあり、現在の蓬左文庫には家康公or尾張藩伝蔵の約3000冊も古書物が収蔵され〜る。

尾張藩は学問にも力を入れていたらしく、義直公一代で1万9000点もの蔵書が加えられた。

以後も歴代藩主たちが蒐集(しゅうしゅう)した蔵書が加えられ、版籍奉還(はんせきほうかん)を迎える頃には5万冊を数える書物が収蔵されていたとのこと。

※版籍奉還=藩が支配していた土地や人民の籍を朝廷(天皇)に返すこと

だグぁしクぁし!

これだけでは終わらないのが、蓬左文庫ならびに尾張藩のスゴいところ‥。

版籍奉還以後も書物は順調に増え続け、どういう訳か現在、5万の倍となる約11万冊もの本が収蔵されているじゃ‥‥あ、あ~りませんか!なんで、君が驚くんや
(※注釈※ 名古屋市の公式では現在12万冊とのこと)

どうやら明治から昭和期に蒐集、寄贈されたものも多いらしく、現在の収蔵品としては次のようなものがある。

📕現在の蓬左文庫の主な収蔵品リスト

十二世紀以降の日本や中国、朝鮮の古書物

十七世紀〜十九世紀の古絵図(名古屋城図、世界地図、屋敷図、庭園図など)

十八世紀・十九世紀の蘭書(らんしょ)類

‥‥‥etc




蓬左文庫の館内図

画像引用先:蓬左文庫

蓬左文庫の楽しみ方と見どころ

閲覧室

蓬左文庫はその名前の通り、文庫なので本を主体にした展示物になります。

古文書や絵巻物などに興味の無い方には、少し重苦しい雰囲気かもしれません。

この閲覧室には、15000冊の古文書が収蔵されており、パソコンで閲覧申請を行えば自由に閲覧ができます。

ちなみに蓬左文庫に収蔵されている本はほとんど、当時では入手不可能と言えるほどの貴重な文献であり、これらの本の中には数点、国の重要文化財指定の書籍もいくつかあります。

ここで言えることは、家康公の力(権勢)が当時どれくらいのものであったのかが、本の重要度をみて感じ取ることができます。

展示室

館内は古文書だけではなく、徳川美術館と同様に1部の大名道具の展示も観ることができます。

映像ルーム

ここでは源氏物語の詳しい説明を11分の映像を用いて聞くことができます。

旧・蓬左文庫(エントランスホール)

蓬左文庫の最大の見どころと言えるのが、蓬左文庫の建物「旧・蓬左文庫」です。

この建物は明治33年に建築された建造物であり、1953年(昭和10年)に徳川義親によって改築され、現在は国の建造物登録有形文化財の指定を受ける。

ただし、昭和25年に東京・江戸邸にあった蓬左文庫から書物がすべて移され、「名古屋市・蓬左文庫」として現在に到る。ウっホ

徳川美術館に所蔵される宝物の数や種類

現在の徳川美術館は1万を超える宝物が所蔵されており、内9件が国宝指定、59件が重要文化財指定(重要美術品46件ふくむ)を受ける。

過去を顧みれば、明治維新や第二次世界大戦などの戦災によって大名家に伝蔵された数多の品々が散逸したが、当該、徳川美術館に収蔵される尾張徳川家より伝わる宝物の数々は、コレクションとしては国内屈指の規模である。

また、尾張徳川家の記録、文書類を収蔵する研究機関・徳川林政史研究所を姉妹機関にもつ点においても他に類例を見ない。




蓬左文庫の見学所要時間

蓬左文庫は普通に滞在するだけですと、30分ほどです。

ただし、本を閲覧すると当然、その分の時間がプラスされます。

あらかじめ、読みたい本を決めておくのが賢明です。

参考

蓬左文庫・蔵書検索URL:http://housa.city.nagoya.jp/search/

蓬左文庫の営業時間・定休日

住所:愛知県名古屋市東区徳川町1001番地
営業時間:午前9時~午後17時まで
定休日:月曜日
URL:http://housa.city.nagoya.jp/

ところで‥蓬左文庫の「蓬左」の意味って分かる

蓬左文庫の「蓬左」の意味と由来

蓬左文庫の「蓬左」とは、名古屋城の別称「蓬左」になぞらえたものとされるが、では名古屋城の「蓬左」の意味とはなんぞや?・・という素朴な疑問も生じ〜る。

名古屋城の「蓬左」の意味

これは同じ名古屋に位置する熱田神宮(あつたじんぐう)の別称になぞらえたものです。

熱田神宮は江戸時代以前から神聖視されており、中国で仙人が住むとされる山「蓬莱山」になぞらえて「蓬莱宮(ほうらいきゅう)」と呼ばれていました。

そして名古屋城は、蓬莱宮(熱田神宮)の左方向に建つ城ということで「蓬左城(ほうさ)」と呼称されていました。

徳川園(徳川美術館)のお土産もお忘れなく!

当園では隣地の徳川美術館を含め、徳川を象徴するようなオリジナルの菓子やグッズが施設内のショップにて販売される。

徳川園(徳川美術館)のお土産については下記ページを参照💋

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