熱田神宮「宝物館(開館時間・滞在時間・宝物一覧)・文化殿・熱田文庫(図書館)」

スポンサードリンク

熱田神宮「宝物館(開館時間・滞在時間・宝物一覧)・文化殿・熱田文庫(図書館)」

創建年(竣工)

  • 1966年(昭和41年)4月
開館

  • 1966年(昭和41年)12月
面積

  • 1929m2
建築様式(造り)

  • 鉄筋コンクリート造(校倉風)
  • 二階建て
発願者

  • 熱田神宮宮庁

文化殿の造り

文化殿の外観を見て気づいた方もいると思いますが、1段上がった形になっていますが、これは境内の社殿にも見られるような古式を踏襲した校倉風の高床式になっています。

高床式を用いることで湿気を極力減少させ、内部の宝物の劣化を防ごうという心意気のようなものが伝わってきます。

また、軒先に注目すれば化粧垂木を設けるなど、古式にコダった意匠もうかがえます。

文化殿の内部構成

文化殿の内部は以下のようになっています。

1階:熱田神宮宝物館(収蔵庫と展示室)

2階:宝物収蔵庫、熱田文庫(図書館)、会議室など

文化殿が造られた目的や意義

熱田神宮文化殿が作られた目的は熱田神宮のことを内外にアピールする目的であるのと、文化の向上が目的です。

内部には冷暖房、防火設備を完備し、地域社会とのコミュニケーションネットワーク強化の一環として会議室や図書館(書庫および閲覧室)を備え、さらに学芸員や館長職を置くなど、日々、諸々の活動に勤しんでいます。

熱田神宮宝物館の所蔵品(刀剣など)一覧

宝物館には、皇室関連を始め将軍や藩主から一般の芸術家まで幅広い方々から寄進された資料などが、なんと!6000点以上も納められています。

舞楽面や古文書、刀や宝剣など歴史的価値の高い、珍しい刀剣がほとんどです。

中でも、刀剣類のラインナップが豊富で「名刀の宝庫」との呼び名もある位です。

刀剣の奉納者は、武士を主として将軍家、高家、刀鍛冶、商家などで、日本一とも言える規模の刀剣の博物館です。

これらは、神剣・草薙の太刀(草薙剣)の伝説に因んで、様々な人物が刀剣類を奉納したものです。

国宝や県の重要文化財などに指定されているものもたくさんあります。

展示室では時期によって定期的に展示品を変えており、一般方も拝観できるようになっています。

以下ではその一部を写真付きでご紹介いたします。

(※熱田神宮宝物館内部は写真撮影が禁止されています。写真はパンフレット引用およびお借りしたものです。

熱田神宮宝物館の3本の「大太刀」

既にご存知の通り、熱田神宮には上述した「草薙剣(草薙の神剣/くさなぎのみつるぎ)」と呼称される刀の御神体が奉安されています。

そんな由来もあって、熱田神宮には古来から刀が多数、奉納されてきました。

その多数ある刀をこの宝物館でお目にかけることができます。

以下では、その多数ある刀の中でも特に有名な刀を3本、ご紹介したいと思います。

「あざ丸(癬丸)」

%e7%86%b1%e7%94%b0%e7%a5%9e%e5%ae%ae%e3%81%82%e3%81%96%e4%b8%b8

熱田神宮とも縁が深い「悪七兵衛(あくしちびょうえ)」通称・「平景清(たいらのかげきよ/伊藤景清)」が所持していた名刀と目される刀です。

刀の刃の部分(鎺元/はぎもと)に、アザのような模様があることから、このネーミングが付されています。

刀身は普通の刀と比べてアザ以外は特にコレといった特徴はなく、長さも普通の刀と変わらない大きさ(約60cm)ですが「曰くつきの刀」であると云われています。

ここで言う「曰く付き(いわくつき)」とは、この刀を所持する者は「景清の呪いにかかる」と云われ、なんでも景清が目に病を患っていたことから、この刀を所持した者は皆、たちまちのうちに目を悪くしたようです。

「あざ丸」の最後の所持者は、織田家臣・筆頭の「丹羽長秀(にわながひで)」と伝えられており、やはり長秀も目を患い悩まされていたらしく、呪いを断ち切るために熱田神宮へ奉納して祓い清めたそうです。

熱田神宮へ奉納した直後、ウソのように目が治ったと伝わっています。

「太郎太刀(たろうだち)」

上述の「あざ丸(癬丸)」と同じく熱田神宮の宝物館に安置されている刀です。

ただし、あざ丸とは違い、この刀は熱田神宮の宝物館に安置されている刀の部類でももっとも大きな刀となります。

その大きさ(刀身)は約1.7mから2mほどで、一説には戦国武将の勇将・「真柄直隆(まがら なおたか)」が所持していたと伝わっています。

尚、これらの部類の刀は、江戸時代では既に禁止されていた「野太刀(のだち/大太刀)」と称される刀であり、別名「背負い太刀」とも呼称された刀です。

馬肉を採るために馬を切り落とす「斬馬刀(ざんばとう)」も、肩に乗せて持つことから姿見が似ているとされ、間違われることが多かったようです。

刀身が長い理由

これらの大太刀は、主に「馬上で振るわれた刀」であったと伝えられています。

他にも、当時の日本人の平均身長155cmを遥かに凌ぐ「巨漢の人物用の刀」であったとも云われています。

古文書などの伝記によると、真柄直隆やその子供までもかなりの大男であったらしく、その身長は2m近くあり、体重は200キロを超えていたと伝わっています。

造刀された場所

太郎太刀の造刀された場所は、諸説あるようで越前国の刀匠「千代鶴国安(ちよづるくにやす)」の作であると言う説や、現在の岡山県・青江に住む刀匠の組織によって造刀されたと言う説があります。

その他、刀が造られらた年代も不確かであり、平安時代末期から室町時代の中期までの間に造られたと云われています。

次郎太刀(じろうだち)

この刀も同じく、熱田神宮の宝物館に所蔵されている刀です。

刀身は上記に等しく「大太刀」であり、上述の真柄直隆の子である「真柄隆基(まがら たかもと」が所持していた刀であると伝わっています。

ただし、上記の「太郎太刀」と「次郎太刀」に関しての由来や経緯がハッキリとせず、一説には、石川県白山市にある「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」に「太郎太刀」があり、熱田神宮の宝物館に所蔵されている方が「次郎太刀」であると言う説があります。

金銅鶴丸文散兵庫鎖太刀【重要文化財】

総長95.3㎝、柄長20.7㎝、鞘長74.6㎝、刀身 無銘 長さ64.1㎝、反り2.3

朱漆弓・梓弓【重要文化財】

銘 康継【重要文化財】※脇指

銘 来国俊【国宝】※短刀

銘 長谷部国信【重要文化財】※脇指

金銅装唐鞍【重要文化財】

菊蒔絵手箱【重要文化財】

彩絵桧扇【重要文化財】


スポンサードリンク -Sponsored Link-






国宝・文化財の指定登録件数

熱田神宮宝物館には、皇室や歴代の将軍家、藩主や有力大名、有力商人、一般から奉納された資料約6000点が収蔵されています。

この中でも古神宝、刀剣、和鏡、舞楽面、古文書、什器など文化財指定を受けるほどの貴重なものも多く、国宝・重文・県文化財指定を受けるものは178点に昇ります。

ご存知の通り、熱田神宮には草薙の神剣が御神体として奉納されている縁起から、古来、武人からの刀剣の奉納が絶えず、これら6000点の宝物の中でも刀剣の収蔵点数はズバ抜けています。

6000点もありますので、さすがにこれらを一度に展示することは困難をですが、この中から選りすぐりの宝物が入れ替えされる形で数十点〜数百点が出陳されています。

文化財指定点数

国宝 1件 1点
重要文化財 27件 107点
県指定文化財 47件 70点
総数 75件 178点
刀剣類

  • 国宝:1振り
  • 重要文化財:19振り

熱田神宮・宝物館の所要時間(滞在時間)

熱田神宮宝物館は文化殿を入って1階部分の左端のみの室内にいくつかガラスケースが置かれていてそこに展示品が並んでいる形式になります。

所要時間としては30分もあれば充分に観覧が可能です。

宝物館の受付の前には書籍の閲覧コーナーが設置されており、ここでは熱田神宮の書籍はもちろんのこと、神道の知識も学ぶことができます。

なお、この閲覧コーナーは参拝者であれば無料で利用ができます。

熱田神宮・宝物館の入場料金・営業時間・定休日(休館日)

以下でご紹介する料金・割引制度などは変更になっている場合がありますので、最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。

入場料金

一般料金(個人)

  • 大人300円、小中学生150円
団体割引料金(20名以上の団体に適用)

  • 大人250円、小中学生100円
障がい者割引

  • 障がい者手帳を所持する本人は50円引き

※特別展・企画展は拝観料が変更になる場合があります。

お得情報!熱田神宮・宝物館が割引になるお得なきっぷとは・・!?

熱田神宮の宝物館では、熱田神宮が設定している団体割引以外・障がい者割引以外にも、名古屋市営地下鉄やバスの1日乗車券などを提示すると、割引を受けられます。

名古屋市営地下鉄・市営バスのきっぷ

対象のきっぷ(チケット)

  • ドニチエコきっぷ
  • バス・地下鉄全線一日乗車券
  • 地下鉄全線24時間券
  • バス全線一日乗車券

※利用開始後・有効期限内のドニチエコきっぷまたは一日乗車券が対象※

割引料金

  • 大人250円、小中学生100円
  • 特別展・企画展は団体料金を適用

なお、熱田神宮以外にも、東山動物園名古屋港水族館名古屋城徳川園白鳥庭園などなど、多数のレジャースポット、博物館・美術館、飲食店、商業施設で特典が受けられます。

詳しくは、なごや得ナビをご覧ください。

JRのきっぷ

JRでは、ホームページからきっぷを予約(エクスプレス予約)すると、沿線の観光スポットで優待が受けられる「沿線施設特典・愛知」という企画が行われています。

愛知県内の駅(豊橋駅~名古屋駅)着の在来線や新幹線のきっぷをエクスプレス予約した場合が対象となります。

割引適用には、「EXご利用票」または「ご利用票 兼 領収書」が必要です。

詳しくは、エクスプレス予約のホームページをご確認ください。

割引料金

  • 大人250円、小中学生100円(平常展の拝観料を割引)

営業時間(開館時間)

  • 9時から16時30分
    ※入館16時10分まで
休館日(定休日)

  • 毎月最終週の水曜日orその翌日(2連休)
  • 年末(12月25日~31日)

宝物館(文化殿)の出入口付近にも宝物が展示されている!

思わず通り過ぎてそのまま館内に入ってしまいそうになりますが、宝物館へ行かれる際、出入口付近をご覧になってみてください。

大砲(鉄砲砲)一門と焦げたケヤキが展示されています。

 

大砲(鉄砲砲)一門
  • 製作年月日:江戸時代末期
  • 製造国:イギリス
  • 大きさ(長さ145.5㎝)

幕末あたりに輸入された大砲だと伝えられているものです。

焦げたケヤキ

このケヤキは信長塀の付近に自生していたケヤキの大木の一部になります。

ケヤキを伐採するときに見つかった焼痕になるようです。

1945年(昭和20年)5月17日の空襲の有様と悲惨さを後世に痛々しく伝える宝物と言えます。

熱田神宮・文化殿

宝物館が属する建物全体は「文化殿」と呼称されますが、文化殿は熱田神宮の祭事や行事などで使われている施設です。

熱田神宮で使用しない日は一般への貸し出しも行っています。

しかし、貸し出しには営利を目的とする祭事の禁止などルールが定められています。

内部は400名収容可の構造や30名収容可の会議室を始め、応接室などがあります。

施設利用料は各会場、利用時間や使用日などによって料金が決められています。

熱田神宮・文化殿「宝物館」

貸出可能な部屋

  • 講堂:収容人数400名・利用料金15,000円~
  • 会議室:収容人数30名・料金2,400円~
  • 応接室:収容人数8名~10名・利用料金2,000円
  • 楽屋:利用料金1,600円

他に照明装置や各種舞台装置や音楽機材などのレンタルもしています。
※要問い合わせ

施設予約方法

  • 6ヶ月前から予約受付可能
  • 電話での予約申し込みも可能
利用可能時間

  • 9時から16時まで

熱田神宮・文化殿のイベント行事(教室など)

緑陰教室

この教室では、例年、夏休みに熱田区や名古屋の児童が集い、振興を深める教室です。

4年生以上の児童は1泊2日の期間で泊りがけで合宿もできます。

期間は3週間あり、この間に様々な課題が与えられます。

その課題を仲間たちと共にクリアして行くことで、知らない間に同じ目的を持った仲間ができると言ったことになります。

近年では、約700名くらいの児童が集い、工作やキャンプ、地元の消防隊の方々による音楽演奏や消防活動の様子を目のあたりにすることができます。

  • 参加費:7000円
  • お問い合わせ先電話番号:052-671-0852(熱田神宮文化殿)

書道教室

文化殿では、他にも書道教室が開催されています。

大正10年に刊行された「書海社」発行の競書誌「書海」を手本にしながら、書道の先生が筆サバキを手ほどきしてくださいます。

字の書き方でその人物の教養や家庭環境、それまでの人生を見られるとも言います。

大切なお子さんだからこそ、小さい頃から習わしたいですね。

  • 活動場所:文化殿
  • 活動日時:毎週火曜日・午後6~8時(第5週休み)
  • 指導者:熱田神宮神職・書海社師範
  • 費用:入会金 無料。会費:毎月2,000円

熱田神宮・熱田文庫

創建年

1852年(嘉永5年)

焼失年

1945年(昭和20年)3月

再建年

1966年(昭和41年)5月

熱田文庫とは、宝物館の2階、文化殿に併設されている熱田神宮の図書館です。

熱田神宮の図書館ですので、神道や熱田神宮や名古屋の歴史に関する書籍、古文書が所蔵されています。

所蔵点数は、ザっと軽く30000万冊を超えています。

熱田文庫での本の貸出しについて

熱田文庫では、研究目的に限り本の閲覧は一般の方でも自由にできます。

ただし館外にての貸出はしていません。

また、本の閲覧に関しても熱田文庫の館内のみとなっていますので留意が必要となります。

なお、閲覧する場合は所定の用紙に閲覧申請を記載して本を出してもらいます。

閲覧請求の方法

書籍一覧の記載されたカードで検索をして、館内にある「閲覧願書」に住所・氏名・年齢・職業・請求する書籍の名前などを記入して受付の係員の方に願書を渡します。

熱田文庫の営業時間(開館・閉館時間)・休館日

  • 9時から16時まで
熱田文庫の休館日

  • 毎月最終週の水曜日orその翌日
  • 6月5日(熱田祭)
  • 11月の土日祝日(七五三)
  • 年末年始

熱田文庫でのコピー(複写サービス)に関して

熱田文庫の館内では、複写(コピー)を請求できます。

料金や郵送に関しては、熱田文庫の係員までお問い合わせください。

熱田神宮・「宝物館・文化殿・熱田文庫」へのお問い合わせ先「住所・電話番号・URL」

  • 住所:〒456-8585名古屋市熱田区神宮一丁目一番一号
  • 電話番号:052-671-0852(熱田神宮宮庁・8:30~16:30まで)
  • 定休日:年中無休
  • URL:https://www.atsutajingu.or.jp/contact/

熱田神宮・文化殿「宝物館」の場所(地図)

西門の鳥居をくぐって正面に見えてきます。

スポンサードリンク -Sponsored Link-

    

当サイトの内容には一部、専門性のある掲載があり、これらは信頼できる情報源を複数参照し確かな情報を掲載しているつもりです。万が一、内容に誤りがございましたらお問い合わせにて承っております。また、閲覧者様に予告なく内容を変更することがありますのでご了承下さい。

関連コンテンツ